業務紹介
バークレイズ・キャピタル証券株式会社
バークレイズ・キャピタル証券株式会社は、英国の金融機関であるバークレイズ銀行の子会社です。金融機関、国際機関、各国政府、事業法人などのお客様からの広範な資金調達やリスク管理のニーズに対してソリューションビジネスを提供しています。
投資銀行本部
投資銀行本部の業務は、バークレイズ・グループのグローバル・ネットワークを通じて、M&A、株式・債券資金調達、その他多様な金融商品に関する専門知識を駆使し、企業の経営戦略や財務戦略に関する金融サービスを提供することです。日本国内の事業法人、金融機関、各種政府機関や地方自治体等を主要担当先として、顧客ニーズに即した提案活動を行っています。具体的には、M&Aその他企業戦略、国内外における株式・債券・その他各種証券による資金調達、各種保有資産(ローン債権、不動産)や事業キャッシュフローの流動化による資金調達、資本政策や企業格付に関するアドバイス、デリバティブを用いた財務リスク管理ソリューション等を提供しております。このようなサービスを提供するためには、投資銀行本部において顧客のニーズを正確に把握し、経営、企業財務、各国市場、法律、税務等のあらゆる状況を踏まえた最適なソリューションを構築することが重要となります。また、案件の執行においては、バークレイズ・グループのグローバル・ネットワークのみならず、外部の弁護士、監査法人等により構成されたディール・チームと協働し、案件に関連する様々な業務に深く携わります。したがって、情報収集・分析能力、論理的思考能力、プレゼンテーション能力に加えて、プロジェクトマネジメント能力やコミュニケーション能力等、多様なスキル及び幅広い知見が必要な仕事です。
ストラクチャリング(商品開発)
ストラクチャリングの業務は、金融商品のスペシャリストとしてお客様(投資家)のニーズに合う商品やソリューションを開発することです。営業からお客様の情報やニーズを聞き、同時に刻々と変化するマーケットを分析しながら、現在のマーケット環境でお客様にとって必要な商品を、更には今後必要になる商品を推測することも付加価値を生む要素のひとつです。商品を作りあげる過程は、調査チームとマーケット環境を分析・予測、トレーダーや数量分析チームとプライシングやリスク管理を分析、法務、コンプライアンス、オペレーションズと実際の取引契約とその後の流れの詳細を取り決め、営業のパートナーとしてお客様を訪問するという流れです。このようにストラクチャリングの役割を担うためには、あらゆる資産クラス(金利、株式、債券、外国為替、コモディティ等といった金融資産の種類・分類)の特性に関する深い知識、多くの情報から必要な情報を汲み取る鋭い洞察力、複雑な仕組みを組み立てる思考力、今までに存在しないような商品を作だす創造力、高い収益性を見込める優れた商品を生み出し、実際のビジネスに結びつけていくビジネスセンス等が必要とされます。
トレーディング
トレーディングの業務は、会社の資本を使い様々な金融商品を流通市場(マーケット)で売買をし、収益をあげることです。営業を通してお客様から取引を求められたり、市場において取引相手から取引を求められたりした場合には、マーケットメーカーとしてビッド(買値:投資家からの買取価格)やオファー(売値:投資家への売却価格)価格を提示し、積極的に参加することで流動性を市場に供給します。実際の現場では、金利商品、クレジット商品、コモディティ、エクイティ・デリバティブ等、それぞれの金融商品取引のプロフェッショナルとして営業チームと協力しながら取引を進めます。優れたトレーダーであるためには、集中力、分析力、市場の方向性を読む力、そして確かな判断力と時には情報を把握したうえでリスクを取ることができる力も要求されます。また、トレーダーとしてのスタート時には日々のトレードをブック(記録すること)、ポジションのリスク・チェック、マーケットや価格変動情報の収集、トレード・アイディアや分析等、基礎的な仕事も多くありますが、それらを通じてマーケットに対する知識とそれを読む力を磨いていくことは大切なステップです。
営業
営業の業務は、投資家のお客様に対して、資産の投資、資金調達、リスクヘッジ等のためにそのニーズに即した金融商品(債券、株式、金利、クレジット、コモディティ、エクイティ・デリバティブ等)の売買の仲介や国際市場や新商品に関する最新情報を提供することです。お客様は多岐に渡りますが投資資本を保有する法人(銀行、資産運用会社、年金基金、ヘッジファンド、中央銀行、保険会社等)です。営業は、お客様にとっての最良の戦略的パートナーとなるべく、強力で継続的に信頼関係を築く必要があります。また同時に、社内コミュニケーションも大変重要な要素です。トレーディングチームとはスムーズな取引やいち早くマーケットの動向や予想を得るために連絡を密にし、調査チームとは経済全体の流れやマーケットなどに対する会社の考えや方針を説明するために定期的にお客様を訪問します。また、ストラクチャリングチームとは商品開発のために協力をして仕事を進めます。また、営業が忘れてはいけないのが、取引約定(契約をすること)後にオペレーションズと取引内容の確認とその後のあらゆる業務を正確に伝え進めることです。この他、投資銀行部門とのつながりも忘れてはならず、新規に発行する債券の売り出しの販売協力を行います。
プライム・サービス
プライム・サービスの業務は、ヘッジファンドや機関投資家のお客様にニーズに応じた総括的な金融サービスを提供することです。具体的には、株貸借、ロング・ショートによる資金調達(投資戦略)、証券貸借、レバレッジ(運用資金の融資)、決済、カストディアン(有価証券の保管金融機関)、取引の決済、配当金・元利金の受領、議決権の行使などの事務を投資家に代わって行う等多岐に渡ります。バークレイズ・キャピタルは世界中の新興ヘッジファンドから既存の資産運用会社、銀行、国際機関まで、単一の資産クラスの取引や複数の資産の現物取引、シンセティックなアービトラージ取引といった多種多様な戦略を追求する幅広いお客様と取引をしています。このように業務が広範囲に渡ることから、業務に対する確かな知識や緻密さと営業としてのコミュニケーション能力が必要とされる仕事です。
リサーチ
リサーチの業務は、エコノミスト(主に世界や日本経済の動向全般のマクロ経済見通しをたてる)、ストラテジスト(企業情報や経済分析の結果を基に投資戦略の解説・提案)、アナリスト(企業や業界の調査・分析)に分かれ、経済、産業、金融市場について調査・分析をし、社内外に情報提供することです。日・米・欧の先進国はもちろん、アジア、東欧、中南米などの新興国市場の経済などファンダメンタルズからクレジットや証券化商品など様々な金融商品の分析まで、全ての地域と資産クラスをカバーし、お客様はもちろん、トレーダーをはじめとする社内の他チームの市場戦略を後押しすることで会社全体の業務力を高める役割も果たしています。優れた調査は競合他社と一線を画すためには不可欠な要素です。お客様は有益な投資アイディアを求めており、リサーチはそれに実行可能な具体的なソリューションを持って応えることで付加価値を出す使命があります。また、情報収集・分析能力だけでなく、いかに効率的に重要な投資判断をしてもらえるかに足るコミュニケーションやプレゼンテーション能力が不可欠です。
オペレーションズ
オペレーションズ(証券管理本部)は、債券業務部、先物業務部、株式業務部及び証券管理部の大きく4つの部に分かれ、お客様の口座開設や残高の管理を始め、お取引内容の照合、契約書・報告書の作成、資金・証券の決済、ご購入いただいた商品の保管、時価に関する情報の提供等、多岐に渡る業務を遂行しています。日々変化するマーケットと向き合うビジネスの成長をサポートする、市場部門や投資銀行部門と共にビジネス戦略を練る、日本の市場参加者として様々な業界団体に所属し、より安全で参加者が利用し易い市場の形成構築に貢献する等、いずれもオペレーションズの重要な役割です。国内外のお客様が安心して当社とお取引をしていただけるよう、適切なリスク管理と統制、業務の拡張性、顧客サービスの3つを特に重視し、グローバル・オペレーションズの一員として世界各地の営業拠点と連携しながら日々の業務に取り組んでいます。
リスク・マネジメント(市場リクス管理/信用リスク管理)
リスク管理の業務はその名の通り、お客様や会社に起こり得るあらゆるリスクを管理することです。我々は日常の取引の結果として常に特定量の金融リスクを負っています。金融リスクを管理するためには、市場リスクと信用リスクの両方を算出する必要があります。市場リスク管理では、売買している商品の市場の変化に伴う潜在的な影響を測り、市場が意に反した動きをして財務状態に多大な影響を及ぼす危険性がないかどうか判断します。信用リスク管理では、お客様の信用状況(ディフォルトの可能性)の正確な把握と、融資を始めとする取引商品から生じる様々なリスクを分析し、総合的に管理することが重要になります。お客様の信用状況については、財務分析と業界分析をもとにリスクの数量化を行い、商品から発生する将来的な信用リスクについては、統計的な手法を用いてその最大損失額や期待損失額の推定値を計測し管理しています。リスク管理業務においては、常に金融市場の変化や顧客を取巻く環境・ファンダメンタルズの変化、そして顧客とのリレーションシップの変化に迅速に対応することが求められます。トレーディングチームと連携を取り、実効性のあるリスク管理体制を構築したり、各種リスク管理関連報告書の作成を行ったりすることも重要な業務です。
ファイナンス
ファイナンス業務はプロダクト・コントロールとファイナンシャル・コントロールで構成されています。プロダクト・コントロールの主な業務は、日々のトレーディング収益の管理、またその妥当性の検証、財務諸表上の収益の正確性の確保、そしてそれら全ての取引活動を日々マネジメントへ報告することです。一方、ファイナンシャル・コントロールは会社全体の経理及び規制、税制、ならびに管理レポートを作成しています。組織全体を適切に管理し、監視することで、金融情報の完全性を確保しています。業務を支援し、株主価値を高める画期的な手法を開発することが主な役割です。
インフォメーション・テクノロジー
インフォメーション・テクノロジーの業務は日進月歩する最新の情報技術を駆使し、お客様や社内のあらゆる部署のビジネス・パートナーとしてその業務を支援することです。新商品開発のサポートや社内インフラ整備のためにその手腕を発揮して、市場で優位に立つための正確で信頼性の高いシステムを構築しています。ITはビジネス毎に担当エンジニア/プログラマーを配置しています。具体的には、トレーダー等とプライシングやリスク管理モデルに対応するアプリケーションを開発したり、社外の様々なシステムと連携している社内システムをより迅速にかつ安定した処理が行なえるシステムを構築することです。また、EコマースソリューションBARX(バークス)は、数々の受賞歴を持つバークレイズ・キャピタルの電子取引執行プラットフォームです。
コンプライアンス
コンプライアンスの業務は、金融関連の法令諸規則等へのコンプライアンス(法令遵守)の重要性を周知徹底するために、日々の業務の監督や経営陣や従業員へ様々な助言や研修を行うことです。例えば、営業活動(販売や勧誘行為等)において金融商品取引法の下、会社の利益を維持しながらもお客様(投資家)の保護が適切になされているか助言・監督をしたり、取引決済業務においてはマネー・ロンダリング等の危険を察知するためにオペーションチームと連携をする等全ての業務が法令更には社会的規範や企業倫理から逸脱することのないように監督をしています。金融当局(金融庁、証券取引等監視委員会等)や自主規制団体との渉外、業界団体の活動への参加、社内規程の整備、売買審査等も行う等、経営陣とともに会社の信用を維持および向上させていくための重要な役割を担っています。



